幻想物語の文法 : 『ギルガメシュ』から『ゲド戦記』へ

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幻想物語の文法 : 『ギルガメシュ』から『ゲド戦記』へ

私市保彦著

晶文社, 1987.4

タイトル読み

ゲンソウ モノガタリ ノ ブンポウ : ギルガメシュ カラ ゲド センキ エ

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内容説明・目次

内容説明

世界最古の叙事詩『ギルガメシュ』から、現代の傑作ファンタジー『ゲド戦記』まで。4000年の時空間を自在にゆきかいつつ、地下に埋もれた〈魂の冒険行〉の水脈を鮮やかに掘り起こす力作評論。エジプト神話が、古事記が、ペロー昔話が、グリム童話が、さらにホフマン、ポー、ヴェルヌ、メルヴィル、ネルヴァルらの作品が、「他界」と「分身」幻想のレンズをとおしてスリリングに解読されていく。物語における光と闇の現象学。

目次

  • 第1章 ギルガメシュの冒険—分身の誕生、フンババ退治、双子伝承
  • バータ・メルヘンとオシリス神話—二人兄弟譚、単性増殖、片われの死
  • 「二人兄弟」と龍退治—グリム童話、動物の役割、死と再生
  • 影の反逆—シャミッソー、アンデルセン、マンディアルグ
  • ホフマンの『悪魔の霊液』—ホフマン、M.G.ルイス、ホッグ
  • もう1人の〈私〉—道元、ゲーテ、ドストエフスキー、モーパッサン、ネルヴァル
  • 地下迷路—ウォールポール、ヴェルヌ、バルザック、ラヴクラフト
  • 冥界の地図—イザナギとイザナミ説話、オルペウス神話、ネルヴァル
  • 他界を視た人—ランボー、スエーデンボルグ、出口王仁三郎
  • 親指小僧の夜の冒険—鶴屋南北、グリム童話
  • ペロー昔話
  • バジレ
  • この世の果て—ポー、ヴェルヌ
  • 大魚に呑まれる—メルヴィル、ヴェルヌ
  • 永遠のアダムと終末幻想—ニーチェ、ヴェルヌ父子、バラード、ジャン・パウル
  • 心の記号学としてのファンタジー—ル・グイン

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN01028565
  • ISBN
    • 4794931263
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    223, ixp
  • 大きさ
    20cm
  • 分類
  • 件名
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