解剖の時間 : 瞬間と永遠の描画史
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解剖の時間 : 瞬間と永遠の描画史
哲学書房, 1987.8
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カイボウ ノ ジカン : シュンカン ト エイエン ノ ビョウガシ
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参考文献: p230-233
Description and Table of Contents
Description
あらゆる図像は元来、ヒトの眼と脳とが合作した世界夢であった。しかしこれまで、ヒト自身の〈真実〉を活写する解剖図譜にそれを探ろうと思い立った人はいなかった。人骨はこの5万年変化せぬ、しかし人骨の図版は2千年のうちに千変万化した、と著者は述べる。謎を解く鍵は何か?骨図の裏にあるヒトの眼と脳との変容である。ここに最も劇的な視覚の冒険が生まれた。
Table of Contents
- 第1章 瞬間と永遠—視知覚形式の時間論(死体にハエが止まっているのはなぜか;輪郭線はどこにあるか;『解体新書』付図の場合;ヒトの視知覚形式;平面的と立体的;「瞬間」の象徴としてのハエ;骨の図のその後と将来)
- 第2章 全体と部分—西洋解剖図の歴史(初期解剖図;レオナルド・ダ・ヴィンチ『解剖手稿』の特異性;レオナルド・ダ・ヴィンチの影響;アンドレアス・ヴェサリウス—解剖学の集大成;ヴェサリウスの亜流;現代の解剖図に至る流れ)
- 第3章 アンドレアス・ヴェサリウス—スケルトンの謎
- 第4章 骨と骸骨—美と科学の交点(ヒトは骨をどう見たか;江戸の学者;日本の骸骨;骸骨の絵の系譜—ヨーロッパとその他の地域)
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