ヘーゲル精神現象学の生成と構造
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ヘーゲル精神現象学の生成と構造
岩波書店, 1972.10-1973.5
- 上巻
- 下巻
- タイトル別名
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Genèse et structure de la phénoménologie de l'ésprit de Hegel
- タイトル読み
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ヘーゲル セイシン ゲンショウガク ノ セイセイ ト コウゾウ
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注記
参考文献: 下巻末p43-49
内容説明・目次
- 巻冊次
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上巻 ISBN 9784000020244
内容説明
『精神現象学』は哲学史上最も難解な書物の一つとされている。ヘーゲル哲学の土台をなすこの著作をその体系の中にどう位置づけるべきか。原著の構成順に従って内容を詳細に解説し、その全般的特質を明らかにする。
目次
- 第1部 『現象学』全般に関して(『現象学』の意味と方法;歴史と『現象学』;『現象学』の構造)
- 第2部 意識、あるいは概念の現象学的な生成(感覚的確信;知覚;悟性)
- 第3部 自然的な自己意識から普遍的な自己意識へ(意識から自己意識への移行;自己意識と生命、自己意識の自立性;自己意識の自由、ストア柚木とスケプシス主義;不幸なる意識)
- 第4部 現象学的様相における理性(理性と観念論;自然の観察;人間の個体の観察;人間の仕事と行為の弁証法)
- 巻冊次
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下巻 ISBN 9784000020251
内容説明
「現象学」と「論理学」、そして絶対知。著者は、カント・フィヒテ・シェリングとの関連において『精神現象学』の生成の意味を明らかにしながら、その一方でヘーゲルの思想全体との関係において、その構造を全巻にわたって、徹底的に分析している。難解な『精神現象学』を、どこまでもヘーゲルそのものに即して、くまなくその内容を解明してくれる高度な手引書である。
目次
- 第5部 精神、精神的実体から精神の自己知へ(直接的なる精神;精神的“自己”の第一の形式;教養と外化の世界;「“啓蒙”」、あるいは人知と迷信との闘争;絶対自由と“恐怖”、精神的“自己”の第二の型)
- 第6部 精神の自己知から絶対精神へ(道徳的世界観;自己確信的精神、“自己”あるいは自由(精神的“自己”の第三の型);宗教、神秘主義かヒューマニズムか)
- 第7部(結論「現象学」と「論理学」、絶対知)
「BOOKデータベース」 より