書誌事項

煉獄の誕生

ジャック・ル・ゴッフ [著] ; 渡辺香根夫, 内田洋訳

(叢書・ウニベルシタス, 236)

法政大学出版局, 1988.6

タイトル別名

La naissance du purgatoire

タイトル読み

レンゴク ノ タンジョウ

注記

原著 (Éditions Gallimard, 1981) の翻訳

原注: p576-636

人名索引: 巻末p2-21

文書資料索引:巻末p22-29

事項索引: 巻末p30-38

内容説明・目次

内容説明

死後世界の浄罪の場=煉獄(〈第三の場所〉)—古代ユダヤ・キリスト教以後幾世紀にもわたるその形成過程を、心性史的観点から、東西古今の厖大な史料・文化を博捜・検証して明確にあとづけ、中世ヨーロッパ世界における浄罪思想・煉獄信仰の展開と機能を解き明かす。現代〈アナール派〉史学を代表する論考。

目次

  • 第1部 煉獄以前の死後世界(古代の想像的形象;煉獄の父たち;中世初期—教義上の停滞とヴィジョンの増殖)
  • 第2部 12世紀 煉獄の誕生(浄罪の火;浄罪の場所〈LOCUS PURGATORIUS〉;シチリア・アイルランド間の煉獄;煉獄の論理)
  • 第3部 煉獄の勝利(スコラ的体系化;社会的勝利—司牧と煉獄;詩的勝利—『神曲』)

「BOOKデータベース」 より

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