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現代文学史の構造

大久保典夫著

高文堂出版社, 1988.9

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ゲンダイ ブンガクシ ノ コウゾウ

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Description and Table of Contents

Description

文学史家として当代随一の著者が、現代文学史に内在する法則性を漱石や自然主義以後の近代リアリズムとのかかわりにおいて構造的に捉え、「近代文学」派—とくに平野謙の三派鼎立説や「政治と文学」理論の史的意義と、以後現在に至る文学動向を分析詳述する。

Table of Contents

  • 近代文学の「我」—作者と作品とのかかわりを軸に
  • 20代作家の力量—その歴史的考察
  • 自然主義文学の基点をめぐって—『破戒』と『蒲団』
  • 自然主義と私小説—『蒲団』をめぐって
  • 昭和文学史の構造
  • 現代文学鳥瞰—三派鼎立修正
  • 戦時下文学の研究
  • 故郷・喪失と回帰
  • 日本浪曼派とその周辺
  • 保田与重郎と日本浪曼派
  • 戦後政治主義の破綻—「政治と文学」理論の再検討
  • 批評における戦前と戦後—「政治と文学」をめぐって
  • 戦後批評への反措定
  • 三島由紀夫における戦後
  • 戦後太宰治の社会観
  • 坂口安吾の史的位置
  • 谷崎潤一郎における〈戦後〉の意味
  • 安岡章太郎の戦後における位置
  • 戦後の戦争文学—『日の果て』から『雲の墓標』へ
  • 「第三の新人」と家庭小説
  • 昭和30年代批評の動向
  • 時代背景と文学の様相—文学世代の台頭
  • 〈小説〉の1970年代
  • 70年代、新しい文学の動向

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