日本の戦後小説 : 廃墟の光

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日本の戦後小説 : 廃墟の光

西川長夫著

岩波書店, 1988.8

タイトル読み

ニホン ノ センゴ ショウセツ : ハイキョ ノ ヒカリ

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内容説明・目次

内容説明

カナダ、モントリオール大学。その講義に参集した学生たちが目を瞠り魅了された白熱の戦後文学論。

目次

  • 1部 焼跡の共和国(廃墟からの出発;焼跡の聖者たち;石川淳の『黄金伝説』と『焼跡のイエス』;田村泰次郎の『肉体の門』;『下町』あるいは林芙美子における戦争未亡人について;焼跡の美学—坂口安吾の『堕落論』と『白痴』;ヒロシマ—原民喜の『夏の花』と井伏鱒二の『黒い雨』;太宰治と弱者のユートピア;織田作之助と焼跡のジュリアン・ソレルたち;兵士たちの戦争;梅崎春生—『桜島』から『幻化』へ;大岡昇平の捕虜体験と戦後—『俘虜記』『野火』『武蔵野夫人』;武田泰淳の『審判』と『ひかりごけ』;野間宏—『暗い絵』から全体小説へ)
  • 2部 高度成長期の小説(1960年代の転換;テロリスムにさらされた文学;深沢七郎と『風流夢譚』;大江健三郎と『セヴンティーン』;川端康成と三島由紀夫;アメリカの影;「家」の崩壊とアメリカ—小島信夫の『抱擁家族』を中心に;大江健三郎と戦後価値—結論にかえて)

「BOOKデータベース」 より

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