古事記と日本書紀
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古事記と日本書紀
(坂本太郎著作集 / 坂本太郎著 ; 坂本太郎著作集編集委員会 [編], 第2巻)
吉川弘文館, 1988.12
- タイトル読み
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コジキ ト ニホン ショキ
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注記
解説:平野邦雄
内容説明・目次
内容説明
『古事記・日本書紀』の研究は、坂本博士の学問の中心的位置を占める。本巻は、そのうち代表的な25編の論考を収めた。博士の研究は、古典として生命をもちつづけた記紀から、われわれが何を学びとるかということにつきる。それには記紀の書誌的・本文批判的・注釈的研究の三段階をへて、はじめて古典の語る史実が認識できるとし、その研究に力を注がれた。これはこのような基礎研究を欠いたまま、記紀の造作や潤色を主張する学説にたいする批判の書ともなっている。
目次
- 第1編 総論(記紀研究の現段階;日本書紀の撰修;古事記の成立;日本書紀の成立;日本書紀の後世改冊説について;纂記と日本書紀;日本書紀の分註について;律令及び『日本書紀』の古訓について;日本書紀の材料について;いわゆる『和銅日本紀』について;史筆の曲直—日本書紀の場合;日本書紀と史実;日本書紀の本文研究;古代の帝紀は後世の造作ではない;古事記の話)
- 第2編 各説(日本書紀と蝦夷;日本書紀と伊吉連博徳;天智紀の史料批判;継体記の史料批判;万葉集と日本書紀;日本書紀と聖徳太子の伝記;『日本書紀』と『聖徳太子伝暦』;『日本書紀』と『随書』;天武天皇壬神紀の虚実;皇極紀雑考)
「BOOKデータベース」 より