ドイツ観念論における「自律思想」の展開

書誌事項

ドイツ観念論における「自律思想」の展開

田村一郎著

北海道大学図書刊行会, 1989.1

タイトル読み

ドイツ カンネンロン ニ オケル ジリツ シソウ ノ テンカイ

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注記

略年表:p308-316

内容説明・目次

内容説明

「哲学」ばかりでなくより広い「思想」の歴史の中で、もっとも精力的に「自分」なり「自律」の課題と取り組んだのは、カントをふくむ「ドイツ観念論」の人々である。「論理」構造のみをみて「観念的」て否定的に理解されがちなそれらの思想を、その「論理」を支える「心根(Gesinnung)」の面から、いわば彼らが「自律」を強調せざるをえなかった非「自律」的現実との相克の面から、一つの「理想主義」として見直そうとしたのが本書の出発点である。

目次

  • 序論 ドイツ観念論と「自律思想」
  • 第1編 カント(カントにおける「自律」の問題と「コペルニクス的転回」;「自律」への「啓蒙」;カントとルソー)
  • 第2編 フィヒテ(Tathandlungとはなにか;「実践」理解の転換)
  • 第3編 ヘーゲル(ヘーゲルにおける「自由」観の構造;ヘーゲルの「自由」観とルター)

「BOOKデータベース」 より

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