芭蕉
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芭蕉
(講談社学術文庫, [861])
講談社, 1989.1
- タイトル読み
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バショウ
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注記
芭蕉略年譜:p242〜250
内容説明・目次
内容説明
いつも茶色の衣を着て、好物は蒟蒻—。しかし芭蕉は「つねに道を思ふ激昂した心の状態に生きてゐた。彼のさびは、枯淡でなく、満眼熱涙といふ状態だつた」。俳諧の復興者、芭蕉の生涯のうちに、著者は代々の日本詩人たちの慟哭の歴史をみる。風雅の魔心に誘われて旅に生きた芭蕉は、いかにして「軽み」の光明に到達したのか。昭和文学の異才、保田与重郎が自らの文人としての志を俳聖芭蕉に託し、戦時下の世に送った画期的長編評論。
目次
- 祭と文芸
- 野ざらしの旅
- 有心と無心
- 道と俳諧
- 風雅論の歴史感覚
- 匂附の問題
- 軽みと慟哭
- 芭蕉略年譜
- 元禄7年当時文人一覧表
「BOOKデータベース」 より