マシュウ・アーノルドの詩研究 : 信仰喪失の克服と詩の軌跡
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マシュウ・アーノルドの詩研究 : 信仰喪失の克服と詩の軌跡
研究社出版, 1989.1
- タイトル読み
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マシュウ アーノルド ノ シ ケンキュウ : シンコウ ソウシツ ノ コクフク ト シ ノ キセキ
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注記
マシュウ・アーノルドの肖像あり
参考書目: 巻末p11-18
内容説明・目次
内容説明
マシュウ・アーノルドは、最高の知性としてヴィクトリア朝のイギリス思想界に臨んだ。彼は該博な知識と広範な思想をもって時代の文明を批判し、その弱点を剔抉して改善の具体的処方を提示した文学者・思想家であった。本書では、特に時代的動揺の中で揺れ動く感情と自覚をモチーフとする観点から彼の詩を捉え直し、どのような軌跡を描きながら彼が自己完成に導かれていったかを考察し、あわせて、いかなる必然の下に詩から批評に転進していったかを明らかにしようとするものである。
目次
- 序章 アーノルドの詩
- 第1章 詩への出発
- 第2章 人間存在への開眼 恋と詩と—「スイス詩集」について
- 第3章 アーノルドの危機と詩人としての自覚
- 第4章 アーノルドにおける詩と宗教
- 第5章 アーノルドの歴史感覚
- 第6章 批評家への道
- 結章 脱皮への意志—「サーシス」について
「BOOKデータベース」 より