緑芽十片 : 歴史にみる中国の喫茶文化
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緑芽十片 : 歴史にみる中国の喫茶文化
岩波書店, 1989.4
- タイトル読み
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リョクガ ジッペン : レキシ ニ ミル チュウゴク ノ キッサ ブンカ
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内容説明・目次
内容説明
喫茶は中国で始まった。茶葉(茶樹の葉)の飲料としての利用は、摘み採った茶葉をすぐに加熱し、発酵をおさえることによって可能となった。著者はこの重要な事実に注目しつつ、歴史家としての立場から文献史料の精査の上に立って、喫茶が中国の戦国時代〜漢代に始まり、以後唐代へかけて普及したことを明らかにする。
目次
- 1 喫茶の起源(茶樹の原産地;食べるお茶;喫茶は神農から始まったか—茶の薬用起源説;喫茶は中国少数民祭起源か;茶の種類)
- 2 中国における喫茶の普及(茶を現わす漢字;三国・両晋時代の喫茶;南北朝時代の喫茶;唐代における喫茶の普及)
- 3 陸羽の『茶経』(陸羽の伝記;『茶経』の内容;唐詩と『茶経』;喫茶の周辺諸国への伝播)
- 4 宋・元・明時代の喫茶(竜団鳳餅;宋代の茶の点て方;宋代の茶器と『茶具図賛』;元代の喫茶;明代の喫茶)
- エピローグ(現代中国の喫茶風景;烏竜茶と紅茶;世界史と茶)
「BOOKデータベース」 より