社会分業論
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書誌事項
社会分業論
(講談社学術文庫, [873],
講談社, 1989
- 上
- 下
- タイトル別名
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De la division du travail social
- タイトル読み
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シャカイ ブンギョウロン
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784061588738
内容説明
19世紀末、急激な資本主義化がもたらした無規制状態への危機感のなかで、デュケルムは「分業」の機能に着目し、社会変動のしくみを解明しようとした。本書第一編においては、有名な「機械的連帯から有機的連帯へ」という仮説が展開される。分業の発達に由来する連帯は、あたかも有機体のように、人間個人の個性を増大させながら社会全体を発展させるのである。フランス社会学を代表し、現代思想の源流をかたちづくった古典的名著。
目次
- 第2版序文 職業的団結についての若干の注意
- 第1版序文
- 序論 本書が解決すべき問題
- 第1編 分業の機能(この機能を決定する方法;機械的な連帯または類似による連帯;分業による連帯または有機的な連帯;以上のものについての他の立証;有機的連帯の漸次的優越とその諸結果;有機的連帯の漸次的優越とその諸結果(続);有機的連帯と契約的連帯)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784061588745
内容説明
社会が大きくなり、密度を高めるのに正比例して、分業は必然的に発展する。分業の進歩は、一方で激しい生存競争を引き起こし、また一方では競争者たちに共存の可能性を与えるであろう。本書で、デュルケムは分業の原因を仔細に検討し、さらに分業の病理学的形態の分析を通して、社会的連帯の正しい発展方向を展望する。道徳的秩序の確立、個人的人格の開花、闘争なき人類社会の創造…デュルケム社会学の実践的主題は、大きく深い。
目次
- 第2編 原因と条件(分業の進歩と幸福の増加;原因;第二次的要因—集合意識の漸次的不確定化とその原因;第二次的要因〈続〉遺伝;以上からの帰結)
- 第3編 異常的諸形態(無規制的分業;拘束的分業;その他の異常形態)
「BOOKデータベース」 より