Bibliographic Information

ファーブル昆虫記 : 完訳

ファーブル[著] ; 山田吉彦, 林達夫訳

岩波書店, 1989.4-1990

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Other Title

Souvenirs entomologiques 1879-1910

完訳ファーブル昆虫記

Title Transcription

ファーブル コンチュウキ : カンヤク

Description and Table of Contents
Volume

1 ISBN 9784000039918

Description

たゆまぬ努力と忍耐、そして何よりも深い愛情をもって虫を観察し、推理と実験をかさねて昆虫の本能と習性をつきとめていったファーブル(1823‐1915)。詩情あふれる彼の筆致は、数知れぬ熱烈な『昆虫記』ファンを生んできた。ここに長年親しまれてきた岩波文庫版を大型化し、あらたに虫名索引を付し、完訳特装版としておとどけする。

Table of Contents

  • 1 聖たまこがね
  • 2 虫篭
  • 3 玉虫つちすがり
  • 4 こぶつちすがり
  • 5 科学的な殺し屋
  • 6 きばねあなばち
  • 7 短刀の三刺し
  • 8 幼虫と蛹
  •  9 高等なる学説
  • 10 ラングドックあなばち
  • 11 本能のもの知り
  • 12 本能のもの知らず
  • 13 ヴァントゥ山登攀記
  • 14 動物の移住
  • 15 じがばち
  • 16 はなだかばち
  • 17 はえの猟師
  • 18 寄生虫—繭
  • 19 戻り道
  • 20 どろぬりはなばち
  • 21 実験いろいろ
  • 22 巣の取り換えっこ
Volume

2 ISBN 9784000039925

Description

じがばち、とっくりばち、ぬりはなばち等が登場。勤勉で賢い虫仲間のうちでも蜂の仕事ぶりは折紙つきで、合理的な働きぶりを見ていると、ときには人間だってかなわないという気がするくらいだ。それではいったい、蜂にも理性があるのだろうか?いやいや、とファーブルは考える。

Table of Contents

  • 1 アルマス
  • 2 あらめじがばち
  • 3 未知の感覚—夜盗虫
  • 4 本能の理論
  • 5 とっくりばち
  • 6 どろばち
  • 7 ぬりはなばちの新しい研究
  • 8 家の猫のお話
  • 9 あかざむらいあり
  • 10 昆虫心理に関する断章
  • 11 黒腹のどくぐも
  • 12 べっこうばち
  • 13 やぶいちごの住民たち
  • 14 はきりばちやどり(莞青)
  • 15 つちはんみょうの第1幼虫
  • 17 過変態
Volume

3 ISBN 9784000039932

Description

蜂の幼虫は何を食べて育つのだろう。彼らはなんと、先祖代々決められているたった一種類の生餌しか食べない。他のどんなおいしいものにも見向きもしないのだ。そこでファーブル先生は蜂族の掟にそむき、幼い虫たちにこの世の多彩なすばらしい御馳走を味わわせてやろうと企てる。さてその結果は?

Table of Contents

  • つちばち
  • あぶない食物
  • はなむぐりの幼虫
  • つちばちの問題
  • 寄生虫いろいろ
  • 寄生の理論
  • 左官蜂の苦労
  • すきばつりあぶ類
  • しりあげこばち
  • も一つの針さし虫
  • 幼虫の二形
  • とがりあなばち
  • くしひげはんみょう、ほしつちはんみょう、きばねはんみょう
  • 食物の変化
  • 進化論へのお灸
  • 性による食糧割当
  • つのはきりばち
  • 雌雄の振り分け
  • 母虫の思いのままになる卵の性
  • 卵の性の入れ替え
Volume

4 ISBN 9784000039949

Description

昆虫のくらしのさまざまなふしぎを知るには、ただ観察だけしていたのでは不十分で、人為的な条件を作って実験をし、虫のほうの出方を見ることが必要だ。ファーブル先生はいつものこうしたやり口で、日ごろ人間どもをふしぎがらせている蜂類を向こうにまわして作戦を練り、連中の本能の秘密に挑戦する。

Table of Contents

  • るりじがばち
  • ひげべっこうばち—るりじがばちの食物
  • 本能のくるい
  • つばめとすずめ
  • 本能と識別力
  • 力の節約
  • はきりばち
  • もんはなばち
  • 樹脂を捏ねる虫々
  • どろばち
  • みつばちはなすがり
  • じがばちの方法
  • つちばちの方法
  • べっこうばちの方法
  • 反対論とお答え
  • みつばち類の毒
  • かみきりむし
  • きばちの問題
Volume

5 ISBN 9784000039956

Description

糞をこねて丸めた大きな団子を、逆立ちになって転がしてゆく聖たまこがねの剽軽な仕事ぶりは、じつに愉快だ。だがいったいこの団子は何なのだろう、どうしてあんなに懸命に転がさなければいけないのか。古代エジプトの昔から人びとの頭をひねらせてきた団子作りの謎を、いまファーブル先生40年来の観察が明かす。

Table of Contents

  • 聖たまこがね—団子玉
  • 大頚たまこがね、くろひらたこがね
  • イスパニアだいこくこがね—産卵
  • くろまるこがね、きあしつのこがね
  • せんちこがね—一般衛生
  • 蝉と蟻との寓話
  • かまきり—猟
  • くしひげかまきり〔ほか〕
Volume

6 ISBN 9784000039963

Description

虫類の父親ときたら、子供や家庭のことはこれっぽっちも頓着しないぐうたら者ばかりだ。ところが動物の糞で暮らしを立てていいる卑しい糞玉ころがしのこがね虫だけは例外で、父虫はたいへんな律義者なのだ。虫はまったく見かけによらない。人間の世界だってそうだが、偏見のない目で見ないととんだ間違いをやらかしてしまう。

Table of Contents

  • あしながたまおしこがね—父性の本能
  • つきがただいこくこがね—やぎゅうおおつのこがね
  • 隔世遺伝
  • 私の学校
  • パンパスの糞虫類
  • 色彩
  • しでむし(埋葬;実験)
  • かおじろからふとぎす(習性;産卵孵化;発音器)
  • あおやぶきり
  • こおろぎ(住居と卵;歌—番)
  • ばった類(その役目 発音器;産卵;最後の脱皮)
  • 松の行列毛虫(産卵孵化;巣 社会;行列;天気予報;蛾;いら痒さ)
  • いちごの木の毛虫
  • 昆虫の毒性
Volume

7 ISBN 9784000039970

Description

約3万種もあるといわれる「ぞうむし」の生態を探る。またこの巻には他の巻にもましてファーブルの生地南仏プロヴァンスのことがいろいろと出てきて一段と興味ぶかい。

Table of Contents

  • おおひょうたんごみむし
  • 死んだ真似
  • 催眠
  • むかしの象鼻虫
  • ほしごぼうぞうむし
  • くまごぼうぞうむし
  • 植物本能
  • かししぎぞうむし
  • どろちょきり
  • ぶどうのちょっきり
  • その他の巻葉虫たち
  • とげもものちょっきり
  • くびほそはむし
  • あわふきむし
  • よつぼしはむし
  • いさごむし
  • みのむし
  • おおくじゃく蛾
  • おびしめかれは
  • におい
Volume

8 ISBN 9784000039987

Description

何千何万とたかって木を悩ませていたわたむし(あぶらむし)も、夏が終わって木が葉を落とすとすっかり姿を消してしまう。虫たちはいったいどこへいったのか。どうやってまた棲み家にする木を占領するのだろう。じつはこのわたむしこそ、変わった生殖のしかたをする点で断然群を抜いているのだ。虫たちの話しを聞いてみよう。

Table of Contents

  • はなむぐり
  • えんどうまめぞうむし—産卵
  • えんどうまめぞうむし—幼虫
  • いんげんまめぞうむし
  • かめむし
  • せあかくろさしがめ
  • ひめはなばち—寄生虫
  • ひめはなばち—門番
  • ひめはなばち—処女生殖
  • テレビントのわたむし—虫〓
  • テレビントのわたむし—移住
  • テレビントのわたむし—交尾、卵
  • わたむしを食う虫たち
  • きんばえ
  • にくばえ
  • つやえんまむし、かつおぶしむし
  • 欧州こぶこがね
  • 昆虫の幾何学
  • すずめばち
  • すずめばち(つづき)
  • べっこうあぶ
  • こがねぐも
  • ナルボンヌの毒ぐも
Volume

9 ISBN 9784000039994

Description

ひどい近眼で度はずれのやぶにらみ、激しい毒の針をもった孤独家、そのうえおまけに猛烈な怒りんぼう。南フランスに棲むラングドックさそりとはこういう奴だ。この恐ろしい連中が、ファーブル先生の家の庭につくられたさそり村で共同生活をはじめた。果して彼らは評判どおりの獰猛な暮しぶりを見せてくれるだろうか。毒の針をふりまわす怒りんぼうのさそりたち連中がはじめた共同生活の顛末は。

Table of Contents

  • ナルボンヌのどくぐも
  • くもの旅立ち
  • かにぐも
  • こがねぐも類
  • 数学思い出話
  • ラビリントぐも
  • クロトぐも
  • ラングドックさそり
  • かいがらむし
  • かしのたまかいがらむし
Volume

10 ISBN 9784000040006

Description

みつかどせんちこがねの父虫は哀しい。産まれてくる子のためにつらい穴掘りを1ヵ月も辛抱強くつづけた上に、ひとりで食糧を集め、しかもそれを食べやすいよう粉にくだいてやった後、みずからは力を使いはたして、ひとりどこか大空の下で死ぬために住居を去ってゆく…。偉大な昆虫学者ファーブルが生涯最後の思いをこめた観察記録。

Table of Contents

  • みつかどせんちこがね—巣穴
  • みつかどせんちこがね—最初の観察装置
  • みつかどせんちこがね—第二の観察装置
  • みつかどせんちこがね—道徳
  • はしらぞうむし
  • ひろむねうすばかみきり—コッスス
  • うしくろまるこがね—房室
  • うしくろまるこがね—幼虫と蛹
  • 松のこふきこがね
  • 菖蒲ぞうむし
  • 虫の菜食主義者たち
  • ちび虫
  • 変則
  • きんいろおさむし—食べもの
  • きんいろおさむし—婚姻の習わし
  • 肉のくろばえ—産卵
  • 肉のくろばえ—蛆
  • はえ蛆の一寄生虫
  • 幼年時代の思い出
  • 昆虫と茸類
  • 忘れられぬ授業
  • 応用化学
  • つちぼたる
  • キャベツの青虫

by "BOOK database"

Details
  • NCID
    BN03472260
  • ISBN
    • 4000039911
    • 400003992X
    • 4000039938
    • 4000039946
    • 4000039954
    • 4000039962
    • 4000039970
    • 4000039989
    • 4000039997
    • 4000040006
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Original Language Code
    fre
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    10冊
  • Size
    20cm
  • Classification
  • Subject Headings
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