身辺の日本文化
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身辺の日本文化
(講談社学術文庫, [836])
講談社, 1988.7
- タイトル読み
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シンペン ノ ニホン ブンカ
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注記
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内容説明・目次
内容説明
本書は、私たちの日常生活のなかに日本人のものの見方と美意識を探った表題作ほか、「盛り場のなかの美」「日本語の人間学」を収録。箸と茶碗、軒端と縁側、のれんと敷居、縁日とみこしなど、ふだんあまり意識されない事物のなかに、日本文化の本来のすがたを見ようとする。皮相なものこそもっとも深刻であり、身近なものこそもっとも迂遠である、神というものがもしあるなら、それは身近の些事に宿ると説く著者ならではの日本文化論。
目次
- 1 身辺の日本文化(箸は高級な道具;神秘性をもった食器;生活のなかの美学と宗教心;春夏秋冬と日本人の秩序感覚 ほか)
- 2 日本人の美意識(1)—日常生活のなかのつながりとけじめ(日本人論はなぜはやるのか;「間」に秘められた可能性;「気」と日本文化 ほか)
- 3 日本人の美意識(2)—日常生活にみる神の依代(肌による予感の美学;自然に対する信頼感;地をはう美意識;依代としてのみこし;日本文化の模倣性とエネルギー)
- 4 盛り場のなかの美(都市の魅力とは何か;ハレとケとケガレと;盛り場の原型は縁日;大衆消費文化のおこり;日本のナショナリズム美学 ほか)
- 5 日本語の人間学(言葉の普遍性について;民族の根幹を作ったひらかな;文字をもつ国、もたない国;ひらかなでつないでゆく ほか)
「BOOKデータベース」 より