敗因を衝く : 軍閥専横の実相
著者
書誌事項
敗因を衝く : 軍閥専横の実相
(中公文庫)
中央公論社, 1988.7
- タイトル読み
-
ハイイン オ ツク : グンバツ センオウ ノ ジッソウ
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内容説明・目次
内容説明
傲れる軍隊が中国大陸に果てしなく戦線を拡大し、アメリカ、イギリスと戦って破滅への道を突き進んだ日本。その敗因を元陸軍将官が究明する。本書は敗戦の年に書かれ、著者が東京裁判の証人席に立つ誘因となった問題の書である。
目次
- 第1篇 戦争勃発の前夜(建国2600年式典;閻錫山氏を通ずる工作;陸軍部内の暗流;北部仏印独断越境問題;大政翼賛会;小林商相事件;南部仏印進駐;アメリカ民間に対する借款交渉)
- 第2篇 戦争勃発とその後の1年(東条内閣の成立;大東亜戦争の勃発;ナチス的推薦選挙;惨憺たるミッドウェーの敗北;ガダルカナルの惨敗;紛糾せる大東亜省問題)
- 第3篇 敗因(無為有害の重臣;政治家の堕落;軍首脳部の軍閥化;軍隊の腐敗;三国同盟の成立;日中戦争解決の遷延;陸海軍の確執;科学の欠乏;観念右翼の跋扈)
- 第4篇 後日物語(小磯内閣の登場;粛軍遂に成らず;軍政また逐に布かれず;明日の日本)
「BOOKデータベース」 より