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有機機能化学

木村勝著

三共出版, 1989.10

第2版

タイトル読み

ユウキ キノウ カガク

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内容説明・目次

内容説明

ここでいう“有機機能化学”とは、有機化合物のもつ機能をその構造との関連で考えようとする学問である。そこで従来の“有機構造論”がその基本となっている。従来の“有機構造論”は、量子化学を根幹とした化学結合論を有機化学にあてはめた学問体系であるから、これを学ぶために有機化学と量子化学の知識が必要となり、相当程度の高い学問となっている。

目次

  • 分子のかたちをつくる化合結合(原子軌道;電子によって結合する原子;歪み;ねじってつかまえる高歪み化合物;幾何学的な美をもつ構造)
  • 分子を安定にする共鳴(共鳴と平衡;共鳴と芳香族性;新奇といわれる芳香族化合物とは;新しい秩序を求める不安定化合物)
  • 分子の色を決める光の吸収と放出(色;応答性分子)
  • 分子に自由を与える励起状態(分子内光反応;分子間の光化学反応;空間を通して相互作用する系;生物の中にみられる光反応生成物)
  • 分子に命を与える(選び、つかまえ、運ぶ;分子による言葉;分子は記憶する;分子は死をも与える)
  • 物質が集合することで開かれる機能の世界(混合原子価化合物にみる電気伝導性;エネルギー移動過程;新しい時代の幕を開ける非線形光学)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN03949625
  • ISBN
    • 4782702469
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    220p
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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