「近代の超克」論 : 昭和思想史への一視角

Bibliographic Information

「近代の超克」論 : 昭和思想史への一視角

廣松渉 [著]

(講談社学術文庫, [900])

講談社, 1989.11

Other Title

「近代の超克」論 : 昭和思想史への一断想

近代の超克論 : 昭和思想史への一視角

Title Transcription

キンダイ ノ チョウコク ロン : ショウワ シソウシ エノ イチ シカク

Available at  / 191 libraries

Note

1980年朝日出版社より刊行の新訂・増補版

Description and Table of Contents

Description

座談会「近代の超克」は、昭和17年、各界知識人による“協力会議”を標榜して開かれた。“伝説的に有名”なこの会議は、不毛な体制讃美に終わったのか、それとも日本思想の極北たり得たか?著者は、西欧哲学の超克を志向した西田哲学本来の構えに立ち返り、高山・三木ら京都学派の「世界史の哲学」の役割と限界を剔括する。

Table of Contents

  • 第1章 『文学界』誌上座談会にふれて
  • 第2章 高坂正顕氏の所論を読み返す
  • 第3章 『世界史の哲学』と大戦の合理化
  • 第4章 戦時下「日本思想」批判の一里程
  • 第5章 国家総動員体制と歴史の狡智
  • 第6章 三木清の「時務の論理」と隘路
  • 第7章 民族主義的「自己偽瞞」の絶唱
  • 第8章 絶望の余焔と浪曼主義的自照
  • 第9章 京都学派と世界史的統一理念
  • 第10章 哲理と現実態との媒介の蹉跌

by "BOOK database"

Related Books: 1-1 of 1

Details

  • NCID
    BN04035636
  • ISBN
    • 4061589008
  • Country Code
    ja
  • Title Language Code
    jpn
  • Text Language Code
    jpn
  • Place of Publication
    東京
  • Pages/Volumes
    276p
  • Size
    15cm
  • Classification
  • Subject Headings
  • Parent Bibliography ID
Page Top