ポーランド
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ポーランド
文藝春秋, 1989.12
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- タイトル別名
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Poland
- タイトル読み
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ポーランド
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上巻 ISBN 9784163114606
内容説明
物語の舞台は南ポーランドの農村。この小さな村に、優に千年はつづく三つの家系がある。大貴族のルボンスキ家、新興貴族のブコフスキ家、そして農民のブゥク家、この三家族に歴史の風雨は容赦なく吹きつける。1241年、タタール軍来襲。1410年、ドイツ騎士団との「グルンワルドの戦い」…コサック、スウェーデン、トルコ、ハンガリー、敵は東から、西から、北から、南からおしよせる。13世紀のタタール軍来襲以来、過酷な歴史の試練を乗り越えつづけたポーランドの負けじ魂を、寒村の三家族を通して描く。
- 巻冊次
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下巻 ISBN 9784163114705
内容説明
19世紀末ウィーン。沈みがちに、あるいは明るく、ショパンのマズルカが流れて、祖国の浮沈を想起させる。美貌の亡命革命家クリスティナ、オーストリア・ハンガリー帝国閣僚ルボンスキ伯爵、ヴィクトル・ブコフスキ、そしてその召使い。三つの家系の血は憂国の士に伝えられて脈々としてたぎる。一度は地図からも消えたポーランド。第一次世界大戦、ナチスの侵攻、大国の暴虐にあえぎつつも祖国への熱い思いに燃える民族のドラマが、歴史のひだから立ち上がる。19世紀から「連帯」の勝利にいたるポーランドをめぐるヨーロッパ情勢を真摯に語りぬく大長篇。
「BOOKデータベース」 より