演劇とは何か
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演劇とは何か
(講談社学術文庫, [923])
講談社, 1990.5
- タイトル読み
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エンゲキ トワ ナニカ
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注記
論文初出一覧: p343-344
著訳書一覧: p345-347
収録内容
- 演劇とは何か
- 〈火〉の神話学
- 舞台のうえの〈土〉と〈水〉
- 〈気〉の劇場
- 「連理引き」あるいは二つの世界を繋ぐ糸
- 〈責める鳥〉と〈責められる鳥〉
- 〈月〉の劇作術
- 舞台における〈食〉の表象
- 舞歌の人体について : 芸能者のドラマトゥルギー
- 劇場音楽のトポス
- 「開聞・開眼」のこと : 世阿弥における「音曲」について
- ニジンスキーのイメージ
- 音楽の政治性あるいは歴史感覚について
- 不機嫌な独白
- 『指輪』あるいは記憶装置
- ロシア・バレエの成層
- 官能の形而上学 : ベジャール頌
- 踊ること、物語
- ノイマイヤーの三角形
- 精神病院の『ジゼル』
- 能あるいは記憶廃墟
- 『地獄の機械』あるいは神々のショー・ビジネス
- 『當麻』から『死者の書』へ
- 『真昼に分かつ』の言語場
- 卜書き、あるいは言語遊戯
- 獅子・生首・天神様 : 『天守物語』の劇空間
- 『ハムレット』 : 鏡あるいは罠づくし
- 大いなる欠落 : 日本におけるフランス演劇の受容
内容説明・目次
内容説明
見なれた都市の生活と勤労の時空を突如変容させる言葉と身体の仕掛け。演劇とは何か。人はなぜ演劇を必要とするのか。神を弑し生の根拠を失い断片化する都市住民たち、彼らに宇宙=自然との交感を伝える代換宗教・典礼として、また危機に瀕した生存を更新し再生させる祝祭—反世界の装置として、演劇は都市の只中にある。現代世界演劇の理論と実践の先頭走者が、孤高の到達を証示する渾身の論考。
目次
- 第1部 演劇とは何か
- 第2部 劇場の宇宙論(〈火〉の神話学;舞台のうえの〈土〉と〈水〉;〈気〉の劇場;「連理引き」あるいは二つの世界を繋ぐ糸;〈責める鳥〉と〈責められる鳥〉;〈月〉の劇作術;舞台における〈食〉の表象;舞歌の人体について—芸能者のドラマトゥルギー)
- 第3部 表象としての音楽(劇場音楽のトポス;「開聞・開眼」のこと—世阿弥における「音典」について)
- 第4部 客席のアルケオロジー(ニジンスキーのイメージ;音楽の政治性あるいは歴史感覚について;不機嫌な独白;『指輪』あるいは記憶装置;ロシア・バレエの成層;官能の形而上学—ベジャール頌;踊ること、物語;ノイマイヤーの三角形;精神病院の『ジゼル』)
- 第5部 演劇作業の余白に(能あるいは記憶廃墟;『地獄の機械』あるいは神々のショー・ビジネス;『当麻』から『死者の書』へ;『真昼に分かつ』の言語場;卜書き、あるいは言語遊戯;獅子・生首・天神様—『天守物語』の劇空間;『ハムレット』—鏡あるいは罠づくし)
- エピローグ 大いなる欠落—日本におけるフランス演劇の受容
「BOOKデータベース」 より