仮構の感動 : 人間学の探求
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書誌事項
仮構の感動 : 人間学の探求
筑摩書房, 1990.6
- タイトル別名
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深層社会の点描
- タイトル読み
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カコウ ノ カンドウ : ニンゲンガク ノ タンキュウ
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注記
「深層社会の点描」(1973年刊)の改題増補
内容説明・目次
内容説明
生命のリズムが的確に記号のシステムに移しかえられるとき、われわれは一種特有の感動を覚える。本書は、この〈移しかえ〉による仮構の働きが文化的な感動を呼び起こす構造を明かし、この視点で太宰、フロベール、シムノン、ヴィスコンティなどの作品を語る。
目次
- 知的感動と芸術的感動
- 文学的感動の図式
- 芸術至上主義の論理と心理—フロベールを中心に
- 恋愛観と家族観—北村透谷と巌本善治
- 社会化と教養小説
- ロマン派の行動—ジョルジュ・シムノン
- ノンフィクションの精神
- 羞恥の文学—太宰治
- まなざしの呪縛—田中英光
- 〈純粋経験〉について—小林秀雄
- 異次元の遭遇—松本清張
- 作品点描
- 「イノセント」における三角形の欲望—L・ヴィスコンティ
「BOOKデータベース」 より