書誌事項

精神の生態学

G.ベイトソン [著] ; 佐藤良明訳

思索社, 1990.9

タイトル別名

Steps to an ecology of mind

タイトル読み

セイシン ノ セイタイガク

大学図書館所蔵 件 / 155

この図書・雑誌をさがす

注記

原著(Harper & Row, c1972)の翻訳。1985年と86年に上下2冊で刊行された『精神の生態学』(思索社)を全編にわたって訳し直し、訳注・索引の強化をはかったもの

グレゴリー・ベイトソンの年譜: 巻末pxviii-xix

グレゴリー・ベイトソンの全書誌: 巻末pxx-xxxii

本書で言及されている本と論文: 巻末pxxxiv-xxxvii

収録内容

  • 物はなぜゴチャマゼになるのか = Why do thing get in the muddle?
  • フランス人の手ぶり = Why do Frenchmen?
  • ゲームすること、マジメであること = About games and being serious
  • 知識の量を測ること = How much do you know?
  • 輪郭はなぜあるのか = Why do things have outlines?
  • 人が白鳥になる理由 = Why a swan?
  • 本能とは何か = What is instinct?
  • 文化接触と分裂形成 = Culture contract and schismogenesis
  • 民族の観察から私が進めた思考実験 = Experiments in thinking about observed ethnological material
  • 国民の士気と国民性 = Morale and national character
  • バリ : 定常系社会の価値体系 = Bali : the value system of a steady state
  • プリミティブな芸術の優美と様式と情報 = Style, grace, and information in primitive art
  • 社会計画と第二次学習 = Social planning and the concept of deutero-learing
  • 遊びと空想の理論 = A theory of play and fantasy
  • 疫学の見地から見た精神分裂 = Epidemiology of a schizophrenia
  • 精神分裂症の理論化に向けて = Toward a theory of schizophrenia
  • 精神分裂症の集団力学 = The group dynamics of schizophrenia
  • 精神分裂症の理論に必要な最低限のこと = Minimal requirements for a theory of schizophrenia
  • ダブルバインド、1969 = Double bind, 1969
  • 学習とコミュニケーションの階型論 = The logical categories of learning and communication
  • 「自己」なるもののサイバネティクス : アルコール依存症の理論 = The cybernetics of "self" : a theory of alcoholism
  • 生物学者と州教育委の頭のからっぽさについて = On empty-headedness among biologists and state boards of education
  • 進化における体細胞的変化の役割 = The role of somatic change in evolution
  • クジラ目と他の哺乳動物のコミュニケーションの問題点 = Problems in cetacean and other mammalian communication
  • 「ベイトソンの分肢則」再考 = A re-examination of "Bateson's rule"
  • サイバネティクスの説明法 =Cybernetic explanation
  • 冗長性とコード化 = Redundancy and coding
  • 目的意識対自然 = Conscious purpose vs. nature
  • 目的意識がヒトの適応に及ぼす影響 = effects of conscious purpose on human adaption
  • 形式・実態・差異 = Form, substance and difference
  • ヴェルサイユからサイバネティクスへ = From Versailles to cybernetics
  • エピステモトロジーの正気と狂気 = Pathologies of epistemology
  • 環境危機の根にあるもの = The roots of ecological crysis
  • 都市文明のエコロジーと柔軟性 = Ecology and flexibility civilization

内容説明・目次

内容説明

人類学・心理学・精神医学・生物学・言語学・認識論・情報理論の各分野を渡り歩きながら、行く先々で一段階高次の思考を提供しつづけた巨人ベイトソンの、ズシンと重い知の遺産。

目次

  • 序章 精神と秩序の科学
  • 第1篇 メタローグ(物はなぜゴチャマゼになるのか;フランス人の手ぶり;ゲームすること、マジメであること;輪郭はなぜあるのか;人が白鳥になる理由 ほか)
  • 第2篇 文化と型式(文化接触と分裂生成;民族の観察から私が進めた思考実験;プリミティブな芸術の優美と様式と情報 ほか)
  • 第3篇 関係と病理(社会計画と第2次学習;遊びと空想の理論;疫学の見地から見た精神分裂;ダブルバインド、1969;学習とコミュニケーションの階型論;「自己」なるもののサイバネティックス ほか)
  • 第4篇 情報と進化(生物学者と州教育委の頭のからっぽさについて;クジラ目と他の哺乳動物のコミュニケーションの問題点;「ベイトソンの分肢則」再考 ほか)
  • 第5篇 生命と認識(サイバネティックスの説明法;目的意識がヒトの適応に及ぼす影響;形式・実体・差異 ほか)
  • 第6篇 文明と健康(エピステモロジーの正気と狂気;都市文明のエコロジーと柔軟性 ほか)
  • 本書で言及されている本と論文
  • グレゴリー・ベイトソン全書誌
  • グレゴリー・ベイトソンの年譜

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

ページトップへ