平安朝漢文学の開花 : 詩人空海と道真
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平安朝漢文学の開花 : 詩人空海と道真
吉川弘文館, 1991.1
- タイトル読み
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ヘイアンチョウ カンブンガク ノ カイカ : シジン クウカイ ト ミチザネ
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内容説明・目次
内容説明
弘法大師空海と菅原道真こそ、平安朝初期漢文学のピークに立つ存在である。本書は、わが国の美意識を深め、その振幅を広めたこの両詩人の真髄を唐代文学とのかかわりの視座から追求した。敦煌資料などを駆使し、白話詩、変文・変相・疑経など、従来扱われなかったジャンルとのかかわりも考察。著者の文芸に関する平易で知的なエッセイも興味尽きない魅力がある。
目次
- 平安文学の開花
- 日本における仏教文学・説話文学の成立—東アジア世界の変貌と国風文化の形成
- 空海と大唐世界
- 空海文学における大唐文化の投影
- 空海の『聾瞽指帰』—その背後にあるもの
- 菅原道真の文学と元〓・白楽天の文学—大宰府における「叙意一百韻」詩をめぐって
- 『和漢朗詠集』の世界
- 洞窟の美神—古典研究の余滴
- 『華厳縁起』の説話と説話画
- 盲目の吟遊詩人
- 古戦場のうた・雲雀のうた—明治初期の洋行詩人たち
「BOOKデータベース」 より