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次郎物語

下村湖人著

(新潮文庫, し-3-7, し-3-8, し-3-9)

新潮社, 1987.5

タイトル読み

ジロウ モノガタリ

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内容説明・目次

巻冊次

上 ISBN 9784101105079

内容説明

次郎は孤独な子だった。生後間もなく里子に出されたため、生家に戻ってからも、母、祖母に疎まれ、兄や弟となじむことができなかった。ひねくれ、反抗的になりがちな次郎を支えてくれるのは父の俊亮だけだった。が、一家は没落。さらに、母の死、父の再婚、中学受験の失敗…と、次郎の周囲には、大きな変化が待ちかまえていた。自伝的要素を交えて一人の少年の生き方を描く。
巻冊次

中 ISBN 9784101105086

内容説明

中学に進学した次郎は、兄恭一とその友人大沢らの感化で人生を深く考えるようになった。誤解が生んだ思わぬ事件から、次郎は朝倉先生の人柄に感銘を受けるが、時代は、しだいに軍国主義の影が濃くなり、自由を重んずる朝倉先生は辞職を勧告される。次郎たち中学五年生は、留任運動を計画するが…。苛酷な運命に負けず、自己を磨いてきた次郎は、最大の試練を受ける。
巻冊次

下 ISBN 9784101105093

内容説明

朝倉先生留任運動の責任を一身に背負った形で郷里の中学を退学した次郎は、先生の後を追って上京した。軍部台頭の世相の下で、自由主義的な青年塾を開いた朝倉先生の助手をつとめながら、次郎は自己を見つめなおそうとする。が、兄の婚約者・道江への断ち切れぬ想い、そして、2・26事件の勃発と、迷いは深まる一方だった。一人の青年の精神的成長を描く大河小説の最終巻。

「BOOKデータベース」 より

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詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN05823785
  • ISBN
    • 9784101105079
    • 9784101105086
    • 9784101105093
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    3冊
  • 大きさ
    16cm
  • 分類
  • 親書誌ID
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