韓国の家具装飾
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韓国の家具装飾
(アジア民俗写真叢書 = Asian folkways in photographs)
平河出版社, 1990.12
- タイトル読み
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カンコク ノ カグ ソウショク
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注記
協力:鄭寛亨ほか
内容説明・目次
内容説明
14世紀末に成立した李氏朝鮮(李朝あるいは朝鮮朝)では、それまで精神的背景となっていた仏教をおしのけ、儒教を導入した。そして李朝の支配階級である両斑〈リャンバン〉による貴族中心の美術・文化が栄えた。しかし、時代が下るにしたがって、庶民に儒教的な美意識というものがめばえていった。やがて彼らは美術・文化の担い手となるのであった。李朝時代後半の庶民文化の美術工芸で特に発達したものは木工芸品であった。その木工芸品の発達にともない高度で精緻、そして情趣あふれる家具装飾が生まれたのである。家具装飾は手づくりであるために千差万別であり、ひとつひとつの顔があり、そこにこめられた意味・願いも、儒教的なものや現世利益を求めたものなど多様である。本書では20万点をこえる家具装飾から典型的なものを厳選し、紹介する。
目次
- 装飾金具の世界
- 苔井民俗博物館
- 庶民の息吹き(箪笥に見る装飾金具の機能と名称;装飾金具と自然)
「BOOKデータベース」 より