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恋愛小説の陥穽

三枝和子著

青土社, 1991.1

タイトル読み

レンアイ ショウセツ ノ カンセイ

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注記

雑誌 ユリイカ 1988年3月号から1990年9月号まで連載(11回 2ケ月おき)

内容説明・目次

内容説明

漱石、荷風、谷崎、太宰、川端、秋声、三島、武田泰淳、石川淳など、日本の近代文学を代表する男性作家たちの「恋愛小説」を解剖し、〈恋愛〉を主題にしながら〈女性〉を観てこなかったその女性観の本質を明らかにして、いま、女性にとって〈恋愛〉とは何かを鮮烈に描く、意欲的な評論集。

目次

  • 序 『恋愛の発見』と「生血」
  • 漱石の過誤
  • 谷崎の矛盾
  • 太宰の逃避
  • 川端の傲慢
  • 荷風の逆説
  • 秋声の破綻
  • 三島由紀夫の二重構造
  • 武田泰淳の虚無
  • 石川淳・原型への渇仰
  • 結 『ノルウェイの森』と『たけくらべ』

「BOOKデータベース」 より

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