中国文学この百年
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中国文学この百年
(新潮選書)
新潮社, 1991.2
- タイトル読み
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チュウゴク ブンガク コノ ヒャクネン
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注記
現代中国文学関係年表:巻末
内容説明・目次
内容説明
20世紀初頭、魯迅に始まり、80年代に登場した新世代作家にいたるまで、中国知識人は嵐のような時代の中で作品を生み、試練に耐え、共和国建設を夢見てきた。老舎、巴金から王蒙、鄭義や北島、莫言、ザシダワなど、中国文学一世紀の収穫を明晰に論じる待望の書。
目次
- 第1部 百年の回顧
- 第2部 文学者とその時代(智識階級の再生—五・四運動70周年;盲詩人の予見—エロシェンコ;人力車の北京—老舎;旗袍の上海—茅盾『子夜』;共和国の興亡と文学—巴金・柏楊;ノヴェルとしての『古代服飾研究』—沈従文;日米関係としての中国文学—林語堂;魔都の無名氏—羅信耀と『北京風俗大全』;ロマンスは東西文明論—張愛玲の上海・香港;国家論としての恋愛小説—銭樹理と馮驥才;少年ボルシェビキと美しき共和国—王蒙;食うべき小説—傷痕文学から阿城へ;ある抵抗詩人—北島;再興智識階級のイデオローグ—劉再復;美麗島の愛と性—女流作家李昴;「大東亜共栄圏」の後日譚—李双沢;失われたチベット—ザシダワ;驚異的なる中国農村—鄭義『古井戸』と莫言『赤い高梁一族』を読む)
- 第3部 魯迅の読み方、読まれ方(“真犯人”を探せ—魯迅「故郷」のミステリー;消えた魯迅日記;魯迅と蕗谷虹児—イノセンスの系譜;魯迅と『版芸術』誌—戦争版画をめぐって;魯迅はターザン映画が大好き)
- 第4部 日本と中国(特集号の中国イメージ—大正末年『改造』「現代支那号」;中国、砕ける—開高健と老舎の死;巨大な闇としての中国農村)
「BOOKデータベース」 より