フランス・ロマン主義と現代
著者
書誌事項
フランス・ロマン主義と現代
(京都大學人文科學研究所研究報告)
筑摩書房, 1991.3
- タイトル読み
-
フランス ロマン シュギ ト ゲンダイ
大学図書館所蔵 件 / 全125件
-
該当する所蔵館はありません
- すべての絞り込み条件を解除する
この図書・雑誌をさがす
内容説明・目次
内容説明
18世紀後半から19世紀後半までのフランス革命を含む百年は、近代の諸問題が一気に沸騰した「豊かな危機」の時代であった。この時期の文学・芸術・思想をおおう巨大な精神運動であるロマン主義の全体像に、今日的な視点から多角的に迫る。
目次
- 序 ロマン主義を考えるために
- 1 ロマン主義とその時代(墓地からの光景;血の祝祭・民衆・表象の力—1835年頃のブールヴァール劇を通して見たユゴーとバルザック;四つの変奏;フランスとハイネ;フランス革命とロマン主義)
- 2 まなざしの変容(セラファンの劇場—アロイジュス・ベルトランの散文詩とロマン主義時代の光学魔術;風景画の覚醒;視覚のエクリチュールへの道—ボードレールと風景画;閉ざされた空間の寓話)
- 3 テクスト間の照応(思惟する「熱狂」—スタール夫人における「反省」;小石の山;受難への偏執—ボードレールとフランス・ロマン派;風の言語—クローデルの中のユゴー像をめぐって)
- 4 ロマンティック・ヒーローと「私」(自然から想像力へ;『愛慾』あるいはプロテウスの戦略;テクストと「私」—ルソーにおけるナルシス問題;「私」語りの変容—モーリス・ド・ゲランと新しい言語の探求)
「BOOKデータベース」 より