啄木短歌論考 : 抒情の軌跡

書誌事項

啄木短歌論考 : 抒情の軌跡

太田登著

八木書店, 1991.3

タイトル読み

タクボク タンカ ロンコウ : ジョジョウ ノ キセキ

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注記

参考文献一覧: p255-257

内容説明・目次

内容説明

気鋭の啄木研究家として実績のある著者が、これまでの諸家の論考のすべてを踏まえながら、独自で新鮮な切り口から、新しい啄木像を構築する力篇である。「一握の砂」「悲しき玩具」を中心に、啄木の歌の卓抜した魅力と、かずかずの謎が、心やさしいしなやかな感性と、熱のこもったねばり強い筆によって追究され、精細に論証される。

目次

  • 啄木という存在—「はたらけど」の歌をどう読むか
  • 1 『一握の砂』にいたる抒情(野に叫ぶ抒情—「血に染めし」歌の成立;メデューサの首—「石破集」の風景;歌へるは誰そ—「莫復問」の位置;自選歌の主題—『一握の砂』の原風景)
  • 2 『一握の砂』—視線の劇化(まなざしの歌集『一握の砂』;「穏かならぬ目付」の啄木;幻想の森への回帰—明治41年秋の記念;『一握の砂』の最終歌)
  • 3 『悲しき玩具』—末期の歌の方法(末期の眼でうたう啄木;飛翔する林中の鳥—「閑古鳥」四首の世界;死地に挑む抒情—「目を閉じる」啄木)

「BOOKデータベース」 より

詳細情報

  • NII書誌ID(NCID)
    BN06271764
  • ISBN
    • 4840690804
  • 出版国コード
    ja
  • タイトル言語コード
    jpn
  • 本文言語コード
    jpn
  • 出版地
    東京
  • ページ数/冊数
    274p, 図版1枚
  • 大きさ
    22cm
  • 分類
  • 件名
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