書誌事項

今日の心身症治療

小此木啓吾, 末松弘行編

金剛出版, 1991.6

タイトル読み

コンニチ ノ シンシンショウ チリョウ

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注記

編集幹事:大野裕,菊地孝則

文献: 各章末

内容説明・目次

内容説明

心身症は初め精神身体医学の名称で、昭和30年代に既に日本に根づいた。心身症が内科・精神科の境界領域の疾患とされながら、心療内科では神経症やうつ病やさらには性格障害にまでも立ち合わざるを得ない実状がある。本書はこのような状況を踏まえて、東大分院心療内科と慶大精神神経科を中心にしたスタッフが数回に及ぶ討議を重ねたうえで、編集が遂行された。その結果、たとえば小此木の力動理論に加えて、今日流布されているDSM‐3との関連も、総論で懇切に説明されている。

目次

  • 総論(心身症総論、心身症治療概説;心身症治療における精神力動的観点;心身症と精神疾患;コンサルテーション・リエゾン活動;こころとからだのかかわり—現代人のパーソリティと疾病観から;身体と言葉;診断と治療のための面接;医療心理学的理解に基づいた薬物療法の実際;心身症の入院治療;家族とのかかわり;プライマリー・ケア)
  • 各論(摂食障害の治療;気管支喘息の治療;過敏性腸症候群の治療;心臓神経症・Panic Disorderの治療;筋肉系心身症の治療;慢性疼痛の治療;一般内科診療における心身医学的アプローチ;産婦人科診療における心身医学的アプローチ;小児心身症;特殊な疾病利得現象と自己破壊行動;リハビリテーションにおける心身医学的問題;透析医療における心身医学的問題と治療;性障害とセックス・セラピー;Psychoonchology〈精神腫瘍学〉;開業心療内科における諸問題)

「BOOKデータベース」 より

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