中国人
著者
書誌事項
中国人
時事通信社, 1991.4
新版
- 上
- 下
- タイトル別名
-
China : alive in the bitter sea
- タイトル読み
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チュウゴクジン
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784788791145
内容説明
89年天安門事件発生への底流ともなった厳しい公安監視網、身分制度、党官僚の特権、コネと裏口、若者たちの冷笑と苛立ち、復活した売春、一方で根強い儒教思想や禁欲的道徳律、そして人々に刻まれた文革の深い傷跡など、現代中国社会の驚くべき内実を明らかにする。日本翻訳出版文化賞受賞。
目次
- 序章 虎口逃生
- 第1部 あらゆる「関係」(洋鬼子もてなしの術—面子・礼譲・警戒;「どこの所属、同志?」—身元の確認;身分の差は歴然—階級なき社会の内実;裏口あの手この手—生きるための知恵;苦汁をなめる—少女力華の話)
- 第2部 愛情の問題(愛情と性—喜びなきセックス;天の半ばを支える—女子たるものの心得;出路なし—抑圧される青春;子育てと親子関係—中国の行く手は?;滔々たる反逆の流れ—父を告発した娘)
- 巻冊次
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下 ISBN 9784788791152
内容説明
旧態依然たる農村、はびこる官僚主義、情報伝達網、思想改造、国を出る若者たち、静かな宗教熱、そしてこの10年、開放推進と経済発展とで変容する中国社会と人心。天安門事件後の現地取材で民主化運動と鎮圧行動の背景にある抑圧、特権、幻滅を実証的に分析する。日本翻訳出版文化賞受賞。
目次
- 第3部 組織・系統(屋根の下の豚—農民生活の実態;鉄飯碗のツケ—破綻する経済政策;官僚主義の病弊—権威に弱い国民気質;逆さまの世界—小紅と衛東の話)
- 第4部 説得ができるのか(草木皆兵—厳しい統制組織;労働改造—中国版強制収容所;“アメリカのスパイ”—高博士の体験)
- 第5部 メッセージ(街のうわさ—隠れた情報伝達網;造反有理—反体制派・宗教界の動向;労農に奉仕せよ—文学・芸術活動の制約;なおも苦しい世に住む)
「BOOKデータベース」 より