エイズ疑惑 : 「世紀の大発見」の内幕
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書誌事項
エイズ疑惑 : 「世紀の大発見」の内幕
紀伊国屋書店, 1991.7
- タイトル別名
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The great AIDS quest
- タイトル読み
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エイズ ギワク : セイキ ノ ダイハッケン ノ ウチマク
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注記
エイズ研究の歴史(1970-1987年): p248-268
内容説明・目次
内容説明
正体不明の病として、世界中を恐怖に陥れたエイズ。その原因であるウイルスを、米国のギャロ博士が発見したというニュースは、「世紀の大発見」として称えられた。ところが、仏国の研究者たちから疑義をはさむ声があがった。いったんは、当時のレーガン米大統領とシラク仏首相の立会いの下、異例の“政治決着”がなされ、後はノーベル賞発表を待つだけとなったが…。それが、米国の有力新聞「シカゴ・トリビューン」の報道をきっかけに、国際的な論争再燃。ピューリツァー賞受賞のクルードソン記者がまとめた、この「エイズ疑惑」報道には、米国の医学界で絶大な権力をもつギャロ博士とその周辺の科学者の、信じられないような裏切りと欺瞞の事実が示されている。今世紀最大の科学スキャンダルを暴いた、興味津々の迫真のドキュメンタリー。
目次
- トリビューン紙のエイズプロジェクト報告書はどのようにまとめられたか
- 人物紹介(ロバート・ギャロは科学の分野以外でも名士である;時運に恵まれた三人のフランス人科学者が新しい歴史を創造する)
- 要約を書き忘れた
- ヒト・レトロウイルス学の父
- ジャン=クロードにも話をさせろよ
- 太陽で特許はとれません
- あまりにもたくさんの違いがあるからです
- みんなごちゃ混ぜにされた
- 抗体を持っていたのはわれわれだけでした
- 求められたものは全部送ったんだ
- …まさしく信じがたいでっち上げだ
- すべてが汚い話ばかりでした
- エピローグ(戦いやんで火が消えて—賞と会員クラブ;抗体—侵略者〈エイズウイルス〉をねらう武器;侵略者〈エイズウイルス〉は正体防御を制御している細胞をいかに巧妙に破壊するか;感染した細胞を殺す性質を持つエイズウイルスをどのように生産するか—試験管内がん細胞の利用;料理人がけんかしている間に、アルファベッド・スープが煮つまってHIVとなる;エイズウイルスの大量生産を初めて行ったのはどの研究室か)
- エイズ研究の歴史
「BOOKデータベース」 より