春の祭典 : 第一次世界大戦とモダン・エイジの誕生
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書誌事項
春の祭典 : 第一次世界大戦とモダン・エイジの誕生
TBSブリタニカ, 1991.7
- タイトル別名
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Rites of spring : the great war and the birth of the modern age
- タイトル読み
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ハル ノ サイテン : ダイイチジ セカイ タイセン ト モダン エイジ ノ タンジョウ
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注記
文献等のノート:p446〜483
原著1989年刊の翻訳
内容説明・目次
内容説明
生贅となる処女の死を通して生を祝福する『春の祭典』は、生を求めようとして数百万の優れた人々を死なせた20世紀をまさしく象徴する。ナチズムはドイツ民族と世界を美しい嘘で欺く試みであり、キッチュの究極的表現であった。キッチュの極限を体現する芸術家ヒトラーは底知れぬ奈落の淵を美のシンボルで満たし、犠牲者を英雄に、地獄を天国に、死を神々しい変容へと変えたのだ。近代ヨーロッパ精神の深層に、見事な筆致と圧倒的臨場感で迫る、衝撃の文化史。
目次
- ヴェニス
- パリ(生贅の踊り;ディアギレフとロシア・バレエ団;反乱;対決と解放 ほか)
- ベルリン(聖なる春;技術;文化と反乱 ほか)
- フランドルの戦場で(異郷の戦場にて;地には平和を;ヴィクトリア朝時代 ほか)
- 戦争の祭典(戦場のバレエ;主旋律;価値の転換)
- 狂気における理性(軍の規律に服して;義務)
- 聖なる踊り
- 内面への旅路(芸術としての戦争;芸術と道徳 ほか)
- ナイト・ダンサー(現代のキリスト;旅程と象徴;新世界と旧世界 ほか)
- 記憶(戦争ブーム;死のなかの生 ほか)
- 終わりのない春(目覚めよ、ドイツ!;戦争体験;現実としての神話 ほか)
「BOOKデータベース」 より