自然とギリシャ人 : 原子論をめぐる古代と現代の対話
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自然とギリシャ人 : 原子論をめぐる古代と現代の対話
工作舎, 1991.11
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Nature and the Greeks
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シゼン ト ギリシャジン : ゲンシロン オ メグル コダイ ト ゲンダイ ノ タイワ
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Note
標題関連情報は背による
参考文献: p172-173
ギリシャ哲学者年表: p176
Description and Table of Contents
Description
原子の究極の姿をめぐって、素粒子物理学が混迷の時代を迎えていた1948年、シュレーディンガーは、ロンドン大学で講演を行なった。「現代物理学の誤りは、ギリシャ哲学の時代にすでに始まっていた—」パルメニデスが想定し、ピュタゴラスが数学的に発展させ、ミレトス学派が深化させ、ヘラクレイトスが喝破した「理性的・客観的世界像」。それがやがて、デモクリトスの「アトム」へと結実し、ガッサンディ、デカルトを経て、現代の素粒子物理学にまで脈々と受け継がれてきたのだ。科学者・シュレーディンガーが、「感覚」対「理性」、「科学」対「宗教」、「私」対「客観的世界」の哲学的問題に挑んだ、20世紀の名篇。本邦初訳。
Table of Contents
- 第1章 古代の思想にたちもどる動機
- 第2章 理性と感覚の競合
- 第3章 ピュタゴラスの徒
- 第4章 イオニアの啓蒙
- 第5章 クセノファネスの神・エペソスのヘラクレイトス
- 第6章 原子論者たち
- 第7章 科学的世界像の特性
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