ヒトの見方
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書誌事項
ヒトの見方
(ちくま文庫)
筑摩書房, 1991.12
- タイトル読み
-
ヒト ノ ミカタ
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内容説明・目次
内容説明
解剖学者である著者の仕事はモノを見ること。じっと見ては考える。ヒトの顔はどうして皆違うのか?ヒトにはなぜヒゲがないのか?対象ばかりでなく、対象を見ているヒトも視野に入れて考える。そうすると、還元主義に陥った今日の自然科学の不都合がわかるものだ。簡潔にして明析な文体で認知科学・進化論などを語った科学エッセイ集。
目次
- ヒトの見方について
- 形を扱う
- 機械論と機能論
- 科学の作ったバベルの塔
- 脈絡のある事実
- 人体のイメージ
- 生物学と自由—渡辺慧『生命と自由』
- 世界の緊張関係—森政弘編『生きもののデザイン』
- 私の視覚—大森荘蔵『新視覚新論』
- 剰余とアナロジー
- 顔の見方
- ヒトにはなぜヒゲがないのか
- 形態と機能からみた人間
- 単純なる前提—丸山工作『筋肉のなぞ』
- 縦断的な方法—小野三嗣『ひげの科学』
- 丈夫な哲学の必要—香原志勢『人体に秘められた動物』
- 進化と進化論—生物と人間における時間の超克
- 形態学からみた進化—進化の要因論と過程論
- 進化は歴史である—G.C.シンプソン『馬と進化』
- 「真理は1つ」という誤解—今西錦司『主体性の進化論』柴谷篤弘『今西進化論批判試論』
- 進化を見る—D.アテンボロー『地球の生きものたち』
- トガリネズミからみた世界—形態から推理する
- ネズミのヒゲと脳
- わが始祖、食虫類に魅せられて
- 人は慣れる
- にわか坊主
- 虫が好く
- 虫の楽しみ
- われらが内なる「虫」
- チョウを見る—海野和男『チョウの世界』
- レオナルドの解剖図展
- 鴎外とケストラー
「BOOKデータベース」 より