国境を越える実験 : 環日本海の構想
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国境を越える実験 : 環日本海の構想
(環日本海叢書 / 渋谷武, 多賀秀敏監修, 1)
有信堂高文社, 1992.4
- タイトル読み
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コッキョウ オ コエル ジッケン : カンニホンカイ ノ コウソウ
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国境を越える実験 : 環日本海の構想
1992
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国境を越える実験 : 環日本海の構想
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内容説明・目次
内容説明
ロシアから見れば真冬でも凍らない暖かい南の海、朝鮮の人々は東の海と呼び、中国吉林省からはわずか15キロメートルの陸地が遮り、日本では鈍色の荒波が通念としてまかり通る、—これが日本海である。この海が今、交流の海へと変容を遂げはじめた。そして、この海を囲繞する地域が世界的に脚光を浴びている。ここをやみくもな算盤勘定の犠牲にすることなく、世界でも屈指の真実人間と自然のすみかとするために、国内外の各方面とつねに理念を交換しつつ、東西問題と南北問題が重層するこの海の歴史を反転させ、環日本海地域がボーダーレス時代の世界秩序の原点になることをめざす。
目次
- 1章 環日本海圏の創出—地方的単位の実験
- 2章 環日本海をめぐる構想の歴史
- 3章 環「日本海」の二つの道
- 4章 東北アジアにおける経済協力
- 5章 ロシア極東地域の発展と日本海沿岸諸国間協力の将来
- 6章 環バルト海と環日本海—地域協力の比較的考察
- 7章 半閉鎖海と国際法—地中海行動計画の検討を中心に
- 8章 日本海時代の到来と国際政治理論
- 9章 協生の哲学—他者肯定・自者肯定の政治
「BOOKデータベース」 より