語りあう身体
著者
書誌事項
語りあう身体
紀伊國屋書店, 1992.7
- タイトル別名
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Five bodies : the human shape of modern society
- タイトル読み
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カタリアウ シンタイ
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注記
原著(Cornell University Press, 1985年刊)の全訳
解説:「治療国家とボディ・ポリティック」/ 奥田和彦著
文献等の原注: p255-268. 訳注: p269-273. 付論の文献: p297-299. 参照文献: p312-322. 索引: 巻末
内容説明・目次
内容説明
今日、「家族」は無力化し、そのため「個人」は孤立して政治への抵抗力を失っている。これこそ、晩期資本主義に特有の「ソフトな統治」をもたらすものにほかならないと、著者は看破する。「消費社会」化や医療テクノロジーの発達、さらにはエイズの出現も、この傾向を助長しているとう。著者は、生きた身体の間のコミュニケーションこそ社会の基盤であることに着目し、現代社会に人間性を回復する途を示す。「生の体験」を重視する現象学に裏打ちされた、ヒューマニスティックな社会批評の傑作。
目次
- まえがき 人工の神
- 序論 われわれの二つの身体
- 第1章 世界の身体
- 第2章 社会的身体
- 第3章 ボディ・ポリティック
- 第4章 消費者身体
- 第5章 医療化された身体
- 結論 人類の未来の形態
- 付論 地球化するパニックとしてのエイズ
- 解説 治療国家とボディ・ポリティック
「BOOKデータベース」 より