母権論 : 序論・リュキア・クレタ
著者
書誌事項
母権論 : 序論・リュキア・クレタ
三元社, 1992.7
- タイトル別名
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Das Mutterrecht
母権論 : 序論リュキアクレタ
- タイトル読み
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ボケンロン : ジョロン リュキア クレタ
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注記
その他の訳者: 佐々木充, 三浦淳, 桑原聡
底本と参考文献: p284-285
内容説明・目次
内容説明
本書はさまざまな二項対立—母と父、大地と天空、闇と光、死と生、ネイチャーとカルチャー—を含みながらも、それを超越した人間存在の原初である〈母なる〉世界を情熱的に描き出す。
目次
- 序論(母権という概念;母権研究における神話の重要性;女性支配を支える思考法;母権研究に要求される思考能力;女性支配と宗教性 ほか)
- リュキア(リュキアの母権制に関するヘロドトス他の証言;対アマゾン戦争の英雄、母権制の創始者ベレロポン;ベレロポン神話の核心としての死の思想;木の葉の比喩。リュキア母権制の基礎としての物質的自然主義;リュキア母権制の属する宗教段階とその特徴 ほか)
- クレタ(「父国」にかわる「愛する母国」の呼称;万民兄弟の考えとローマのPARICIDIUM〈親族殺し〉概念;町リュクトスの系図に見られる母系の優位 ほか)
「BOOKデータベース」 より