ロシア皇帝の虚像と実像 : ツァーリ幻想と民衆

書誌事項

ロシア皇帝の虚像と実像 : ツァーリ幻想と民衆

土肥恒之著

(Fukutake Books, 30)

福武書店, 1992.7

タイトル読み

ロシア コウテイ ノ キョゾウ ト ジツゾウ : ツァーリ ゲンソウ ト ミンシュウ

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内容説明・目次

内容説明

革命前ロシアのツァーリ(皇帝)は、絶対主義と農奴制を背景に民衆と敵対する存在とされてきた。しかし事実は逆ではなかったのか?民衆の皇帝信仰のメカニズムを追ううちに浮かびあがる「ツァーリ信仰」の事実。歴史の虚実のはざまに立つ皇帝像を追い、民衆の社会意識の変遷に注目した新しいロシア像の登場。

目次

  • 第1章 ツァーリの「下僕」たち—近世ロシアの貴族と農民
  • 第2章 北ロシアの農民「共和国」—農民自治の伝統
  • 第3章 逃亡農民のゆくえ—その行動と社会意識
  • 第4章 村司祭の社会史—ツァーリ政府と村の狭間で
  • 第5章 なぜ農民の歴史を学ぶのか—名著『女帝エカテリーナ2世治下の農民』を読む
  • 第6章 東欧の絶対君主と農民—ロシアとプロイセンの場合

「BOOKデータベース」 より

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