輝ける嘘
著者
書誌事項
輝ける嘘
集英社, 1992.9
- 上
- 下
- タイトル別名
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A bright shining lie : John Paul Vann and America in Vietnam
- タイトル読み
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カガヤケル ウソ
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内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784087731569
内容説明
すべては蒸し暑い六月のアーリントン国立墓地から始まった。埋葬されるのはジョン・ポール・ヴァン。一介の元陸軍中佐であり、ある意味では軍に反逆した人物である。それでもアメリカ政府、軍の要人を初めあらゆる人びとが葬列に加わった。ペンタゴン・ペーパーズ(国防省秘密文書)・スクープでニクソン政権に痛撃を加えたニューヨーク・タイムズ記者ニール・シーハンも参列者のひとりだった。陸軍軍楽隊が慣例を破って奏でる「花はどこへ行った」を聴きながら、彼はある決意をかためた。ひとりの男の生涯の記録で描いたアメリカ現代史。全米図書賞、ピュリッツァー賞、コロンビア・ジャーナリズム賞、ロバート・ケネディ賞受賞作品。
目次
- 序章 葬儀
- 第1部 戦場へ
- 第2部 すべての発端
- 第3部 アプバクの戦闘
- 第4部 組織の壁の中で
- 第5部 内なる戦い
- 巻冊次
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下 ISBN 9784087731576
内容説明
ヴァージニア州の港町で生まれた元陸軍中佐ジョン・ポール・ヴァンは、家族の愛とは無縁の男だった。しかしきわめて勇壮な兵士であった。中尉時代は日本に駐屯し、朝鮮戦争では命懸けの活躍をした。ヴェトナム勤務を志願したとき、彼は中佐になっていた。しかし、ヴェトナムにおけるアメリカの“嘘”がヴァンを変えたのである。赴任一年で彼は陸軍を去った。このままではアメリカは敗れると予言しながら…。祖国にもどり勝つための戦略を説いてアメリカ全土を駆け巡ったヴァンは、ふたたびヴェトナムの戦場に舞い戻った。しかしある大きな戦闘で勝利した直後に、ヘリコプター墜落事故に遭ってしまう。「自分の戦争」に勝ったと信じたまま、ヴァンは死んでいったのである。誰にも書きえなかった決定版ヴェトナム戦史。全米図書賞、ピュリッツァー賞、コロンビア・ジャーナリズム賞、ロバート・ケネディ賞受賞作品。
目次
- 第5部 内なる戦い
- 第6部 ふたたび、ヴェトナムへ
- 第7部 ジョン・ヴァン、その死
「BOOKデータベース」 より