エリザベス朝の世界像
著者
書誌事項
エリザベス朝の世界像
(筑摩叢書, 367)
筑摩書房, 1992.10
- タイトル別名
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The Elizabethan world picture
エリザベス時代の世界像
- タイトル読み
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エリザベスチョウ ノ セカイゾウ
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注記
「エリザベス時代の世界像」 (研究社 昭和38年刊) の改題改訳
内容説明・目次
内容説明
従来ルネサンスは、個性を解放し近代の進歩を用意する曙の時代とされてきた。しかし実際は、燃え尽きんとする蝋燭がひときわ明るくなるような、巨大な中世の夕映えの時代だったのだ。シェイクスピアやミルトンの率直で剛健、豊饒な作品を支えているのは、中世の世界観なのだ。すなわち彼らはこう考えていた。石ころから天使に至るすべての存在は、不可視の鎖によって秩序正しくつながっており、人間は惑星の運行に対応して行動しなければならず、その惑星や恒星は天球の音楽に合せて舞踏している、と。偉大な作品の母胎が伝統と時代精神であったことを、鮮やかに実証する。ルネサンス観を転倒させた名著の決定訳。
目次
- 秩序
- 罪
- 存在の鎖
- 鎖の環
- 対応する諸平面
- 対応
- 宇宙の舞踏
「BOOKデータベース」 より