物語文学の言説
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物語文学の言説
有精堂出版, 1992.10
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モノガタリ ブンガク ノ ゲンセツ
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Prefectural University of Hiroshima Library and Academic Information Center
913.3//Mi58S0044678*
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Description and Table of Contents
Description
体系的で閉じられた理論構築を排し一義的意味規定から逸脱した開かれた〈読み〉への賭け—。従来の表層的解釈を脱構築化し源氏物語の複眼的視座を受容するためにイデオロギーを媒に多義的、多層的で多様な〈読み〉を生成しようとしてテクスト分析から言説分析へ雄傑奮迅、縦横無尽の物語学試行。
Table of Contents
- 物語文学の言説—序にかえて
- 古代祭祀と文学—禁忌の違反あるいは排除の論理
- 物語文学の誕生—国家・虚構・物語あるいは〈書くこと〉による虚構の私的所有
- 物語文学の〈語り〉—〈モノ〉と混沌あるいは拡散化する〈語り〉
- 〈語り〉と〈引用〉—〈引用〉と〈排除〉あるいは竹取物語の方法
- 〈読み〉とテクスト—竹取物語の「あたり」あるいは終焉のない〈読み〉への招待状
- テクストの表層と深層—竹取物語の表現あるいは異郷の排除
- 物語研究の現在—物語の言説あるいは源氏物語と源氏物語絵巻
- 〈読むこと〉の論理—朧月夜事件と伊勢物語あるいはテキスト分析の可能性
- 〈読み〉そしてテクスト分析の方法—蓬生巻の方法あるいは無明の闇への一歩
- 物語文学〈視線〉—見ることの禁忌あるいは〈語り〉の餐宴
- 源氏物語における言説の方法—反復と差延化あるいは〈形代〉と〈ゆかり〉
- 源氏物語と語り手たち—物語文学と被差別あるいは源氏物語における〈語り〉の文学史的位相
- 後期物語の方法〈理念〉と〈語り〉あるいは源氏物語の呪咀
- 中世的言説—和漢混淆文あるいは言説とイデオロギー
- 近代小説の言説・序章—小説の〈時間〉と雅文体あるいは亀井秀雄『感性の変革』を読む
- あとがき—須磨巻を軸とした物語文学研究の展望あるいは言説分析の可能性
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