平治物語
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平治物語
(岩波セミナーブックス, 107 . 古典講読シリーズ||コテン コウドク シリーズ)
岩波書店, 1992.12
- タイトル読み
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ヘイジ モノガタリ
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内容説明・目次
内容説明
平治元年十二月、京の都は戦乱の巷と化した。武者の世の到来を告げる平治の乱の勃発である。この戦乱の顛末を活写した『平治物語』は、軍記物語の雄篇として読む者を魅了してやまない。躍動感あふれる待賢門の合戦、義朝の悲愴な最期、常葉の都落ちなど名場面を読み解いて、その魅力の源をたずねる。
目次
- 忠臣の形象(平治の乱の経緯;「武」の重視—物語の序文;清盛帰洛—反乱鎮圧者の登場;光頼卿参内—朝廷への忠義;清盛像の真実—王朝維持を望んでいた原作者)
- 大内裏の攻防戦(追討軍進発;悪源太義平と重盛の対決—待賢門合戦;追討軍引きあげ;体験談の影—物語の素材;成立期と作者圏)
- 源氏の悲劇(義朝の最期—金王丸の報告談;常葉の都落ち—母として;六波羅出頭—娘として;常葉譚の成立事情—盲女の語りと清水寺;作品の全体像)
「BOOKデータベース」 より