後宮の物語 : 古典文学のレクイエム

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後宮の物語 : 古典文学のレクイエム

梅山秀幸著

(丸善ライブラリー, 072)

丸善, 1993.1

タイトル読み

コウキュウ ノ モノガタリ : コテン ブンガク ノ レクイエム

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内容説明・目次

内容説明

物語の出で来始めの祖『竹取物語』で、かぐや姫は全ての求愛を拒み月へと還っていったが、この物語の源には、往時の後宮で、制度や人間関係に翻弄され、そして恋に破れて自害した女性の陰がうつし出されてくる。また『源氏物語』宇治十帖の世界に登場する八の宮や薫、浮舟などのくりひろげる物語からは、記・紀の時代より伝えられる皇位継承にまつわるエピソードの数々が色濃く浮かび上がってくる。ここでは、物語として語られる架空の世界と、歴史の舞台にもあわられる出来事との関連を辿り、そこに現れる光と陰とを対照してゆく。

目次

  • 後宮の物語
  • 恨の文学
  • 「当麻曼荼羅」の世界
  • かぐや姫の物語
  • 山里の恋—宇治の物語
  • 聖域のひろがり
  • 自死した皇子
  • 残された姫君たち
  • 三角関係の物語

「BOOKデータベース」 より

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