思想としての60年代
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思想としての60年代
(ちくま学芸文庫)
筑摩書房, 1993.2
- タイトル読み
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シソウ ト シテ ノ 60ネンダイ
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注記
文献目録: p288-298
内容説明・目次
内容説明
5月革命、文革、ウッドストック、東京オリンピック、大学闘争、ポール・ニザン、丸山真男、高橋和巳、大島渚、吉本隆明、『帰ってきたヨッパライ』…。政治・思想・芸術・風俗などすべてにわたって、あらゆるものが変貌し、あたらしく始まった60年代を、19世紀から世界を支配してきた「近代性」に1つの終わりを告げた革命の時代、現在の〈生〉の出発点ととらえ、その実態にメスを入れることで過去・現在・未来を照射する、気鋭の社会学者による60年代論。
目次
- 60年代革命について
- 青春の伝説—ポール・ニザンと『アデン・アラビア』
- 清潔な儀式—東京オリンピック
- 日本SFの誕生—批判的科学の構想力
- 「魔球」のゆくえ—野球のイデオロギー批判のために
- 丸山真男と『日本の思想』—決断と「古層」
- 〈逃亡者〉の肖像—テレビのなかの〈アメリカ〉
- 高橋和巳と『わが解体』—メランコリーのかなたへ
- ヨッパライはどこへ行った—フォーク・クルセダーズの軌跡
- 大島渚との遭遇—論難と挑発の果てに
- 〈幻想〉としての吉本隆明—『共同幻想論』再読
- 『「甘え」の構造』の構造—日本人論を解体する
- 「編集後記」の研究—黒子たちの60年代
- アメリカの子どもたち—対抗文化のひとつの起源
- 詩は、街中にあり—美しき5月のパリ
- 造反には道理がある—「理念」の崩壊について
- 土居健郎氏との論争について—土居氏への反論
- 60年代を読む—『肉体の時代』『ウッドストック』
「BOOKデータベース」 より