壊れものとしての人間
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壊れものとしての人間
(講談社文芸文庫, [お-A8] . 現代日本のエッセイ||ゲンダイ ニホン ノ エッセイ)
講談社, 1993.2
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コワレモノ ト シテ ノ ニンゲン
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年譜--大江健三郎 古林尚編:p232-245 著書目録--大江健三郎:p246-250
Description and Table of Contents
Description
幼年期をすごした、四国の深い森の奥を出て作家になった著者は、読書をひとつの手がかりとして、自分の内部の暗闇を凝視する。己れが引き裂かれているという強迫観念。個としての死への怯え。破滅に瀕したこの世界と宇宙。小説家の自由な思考が記憶を手繰り、己れの過去を顧みる。作家大江健三郎の精神の原点と、創造世界の内奥を小説に近い告白的な語りのうちに綴った長篇評論。
Table of Contents
- 出発点、架空と現実
- 言葉が拒絶する
- パンタグリュエリヨン草と悪夢
- 核時代の暴君殺し
- 作家にとって社会とはなにか?
- 個人の死、世界の終り
- 皇帝よ、あなたに想像力が欠けるならば、もはやいうことはありません
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