略奪した文化 : 戦争と図書

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略奪した文化 : 戦争と図書

松本剛著

岩波書店, 1993.5

タイトル読み

リャクダツ シタ ブンカ : センソウ ト トショ

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内容説明・目次

内容説明

戦争に略奪はつきものである。かつて中国、アジアを侵略した日本も、人命を奪い、土地を奪い、資源を奪った。日本が奪ったもうひとつのもの、それは本だ。知識人たちは動員され、あるいは欣喜して膨大な図書を奪い、日本に持ち帰った。中国の人々は、図書館を奥地へと移動させ、命を懸けてこれを守ろうとした。未だ決着のつかない文化の略奪史を多くの資料から明らかにする。

目次

  • 第1章 略奪中国図書の探索命令
  • 第2章 図書略奪の「根拠」と正当化—戦争法規と「文化的戦争」論
  • 第3章 中国・アジア図書の略奪
  • 第4章 大学・図書館の破壊と奥地への移動
  • 第5章 日本の図書被害
  • 第6章 占領下の焚書
  • 第7章 略奪図書返還に向けて

「BOOKデータベース」 より

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