別れのワルツ
著者
書誌事項
別れのワルツ
集英社, 1993.6
- タイトル別名
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La valse aux adieux
Valčík na rozloučenou
- タイトル読み
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ワカレ ノ ワルツ
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注記
チェコ語で書かれたものの仏語訳を底本とする
内容説明・目次
内容説明
秋が始まり、木々は黄、赤、褐色に染まって、美しい谷間の小さな温泉保養地は、まるで炎に包まれたよう。ヤクフは不当な粛清によって投獄された過去のある男。亡命への旅立ちを前に、友人らに永久の別れを告げた温泉地へ立ち寄るが…。ふとした成行きで看護婦ルージェナの薬の小壜に毒薬を混入したことから、物語は無限に拡がったいく。医師スクレタ、若い女オルガ、有名なトランペット奏者に美貌の妻、アメリカ人実業家—。幾組もの男女がもつれあい、めくるめく円舞のうちに、思いがけない結末へ—。自らを圧殺する祖国への別れを告げて奏げる、クンデラの愛と死の遁走曲。
「BOOKデータベース」 より