胎児へのまなざし : 生命イデオロギーを読み解く
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胎児へのまなざし : 生命イデオロギーを読み解く
(パンセ選書, 1)
阿吽社, 1993.10
- Other Title
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Der Frauenleib als öffentlicher Ort
- Title Transcription
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タイジ エノ マナザシ : セイメイ イデオロギー オ ヨミトク
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Note
原著(c1991)の翻訳
参考文献: p172-176
Description and Table of Contents
Description
いつ、どのようにして“胎児”は“生命”として絶対的、普遍的価値を与えられるに至ったのか。十八世紀の産科医シュトルヒのもとを訪ねた女たちの妊娠経験は、現代に生きる女たちのものとは断絶している。この、女の身体知覚の根本的変転と、胎児といえば生命となった認識の変容を、近代社会の多層性から歴史的に読み解く。
Table of Contents
- はじめに 「生と死は不思議な闘いをしている」
- 1 女性(皮ふの下の不可視なものについて;ニルソン効果—指示されて「見ること」;ハーレムの平均的胎児;ジョアンナとキャロル;ガラスのショーケースとなった体;身体史—懐疑的であるための訓練)
- 2 胎児(公けにされた胎児;母胎内の法的擬制;仕立て屋の妻の場合;思考集団と知覚様式あるいは事実の創出;腹のなかの新しい生きもの;はじめての胎動、もしくは側室は椅子から転んだ;滞りと流動;身体感覚—触覚と視覚;「子宮対策」)
- 3 生命(生命のジンテーゼ;聖体—薄紅色の卵子と青い惑星)
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