権力への意志
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権力への意志
(ちくま学芸文庫, [ニ-1-12]-[ニ-1-13] . ニーチェ全集 / フリードリッヒ・ニーチェ著||ニーチェ ゼンシュウ ; 12-13)
筑摩書房, 1993.12
- 上
- 下
- タイトル別名
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Der Wille zur Macht
- タイトル読み
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ケンリョク エノ イシ
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注記
普及版「ニーチェ全集」第11,12巻(理想社, 1980年7,8月刊)を基にしたもの
訳出底本: 原著(Alfred Kröner Verlag ; ポケット版)第9-10巻
内容説明・目次
- 巻冊次
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上 ISBN 9784480080820
内容説明
韻文による壮大な哲学的主著『ツァラトゥストラ』を書き終えたニーチェが散文表現による体系的理論書として計画し、書き残した厖大な遺稿群の集成。ニーチェの実妹エリーザベトがペーター・ガストの協力を得て編纂したもの。本書は著作としては未完に終った思想的素材の塊りであるが、晩年のニーチェの思索生活の影が映しだされた精神のドラマの工房であり、彼の世界観形成の内部秘密に解明の光を投げかけてくれる思索の宝庫である。本巻には全四書のうち、「第一書 ヨーロッパのニヒリズム」および「第二書 これまでの最高価値の批判」を収録。
目次
- 第1書 ヨーロッパのニヒリズム(ニヒリズム;ヨーロッパのニヒリズムの歴史)
- 第2書 これまでの最高価値の批判(宗教の批判;道徳の批判;哲学の批判)
- 付録 計画と草案「ムザリオン版」
- 巻冊次
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下 ISBN 9784480080837
内容説明
権力への意志とは何か。ニーチェの提唱する権力とは超人の理想、ディオニュソス的精神、さらに自由なる精神が発現される源泉としての生命の根源的な力である。権力への意志を偏狭な解釈のうちに閉じこめるのではなく、肯定的な価値として深く純粋に捉え得るかどうかは、われわれ自身の本書全体の理解にかかっているといえよう。ニヒリズムを超える新しい価値定立の原理を権力への意志に求めた晩年のニーチェ。彼が切り開いた未来の哲学の可能性はこの厖大な哲学的断章の森の中に秘められているのだ。本巻には全四書のうち、「第三書 新しい価値定立の原理」および「第四書 訓育と育成」を収録。
目次
- 第3書 新しい価値定立の原理(認識としての権力への意志;自然における権力への意志;社会および個人としての権力への意志;芸術としての権力への意志)
- 第4書 訓育と育成(階序;ディオニュソス;永遠回帰)
「BOOKデータベース」 より