高雄観楓図屏風 : 狩野秀頼筆 : 記憶のかたち

書誌事項

高雄観楓図屏風 : 狩野秀頼筆 : 記憶のかたち

鈴木廣之著

(絵は語る, 8)

平凡社, 1994.2

タイトル別名

狩野秀頼筆高雄観楓図屏風

タイトル読み

タカオ カンプウズ ビョウブ : カノウ ヒデヨリ ヒツ : キオク ノ カタチ

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注記

巻末: 高雄観楓図屏風(折り込図1枚)

文献: p104-105

内容説明・目次

内容説明

紅葉の名所、高雄。舞いに興じ、酒に浮かれ、茶を楽しむ人びと。これはしかし、たんなる風俗画だろうか。この絵を室町時代末期の「コンテンポラリー絵画」として捉えなおすと、衣装にも、身振りにも、橋上の楽の音にも、また、美少年をともなってそぞろ歩む、黒衣の僧の姿にも、当時の人びとが何を読みとっていたかが見えてくる。屏風絵は絵であると同時に、晴れの場を飾る調度でもあった。失われた「時代の記憶」がそこに込められている。絵画のなかで何が起きているのか?一枚の絵を徹底的に読み解く新しい美術文化史。

目次

  • 1 期待されない観音
  • 2 絵のなかへ
  • 3 絵画と現実
  • 4 此岸の人々
  • 5 高雄のトポス
  • 6 都の平和
  • 7 屏風絵の領域
  • 8 記憶のかたち

「BOOKデータベース」 より

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